【モバマス】双葉杏が掃除をする話
1: ◆516.8uHAfU 2016/10/06(木) 02:08:28.47 ID:/3oDiitH0
・デレマスSSです。
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1475687308
2: 2016/10/06(木) 02:09:27.81 ID:/3oDiitH0
「たまには事務所の掃除でもするか」
微睡みの中で聞こえたその言葉は、1分もかからず私の至福のひとときを終わらせた。
微睡みの中で聞こえたその言葉は、1分もかからず私の至福のひとときを終わらせた。
3: 2016/10/06(木) 02:10:50.50 ID:/3oDiitH0
「杏、掃除だ掃除。ちょっと起きてくれ。ほら、早く」
軽く肩を掴まれ、左右に身体を揺さぶられる。突然のことでまだ意識が朦朧としている私は、そのままお気に入りのうさぎのクッションから冷たい床にぐでんと倒れた。
「ぐえ」
倒れた衝撃で変な声が出て、「まるでカエルみたいだな」とプロデューサーにカラカラ笑われる。乙女の失態を笑うとは失敬な。無礼千万だぞ。しかも揺らしたくせに何笑ってんだ。
ひんやりした床を肌で感じるにつれて、意識も次第にはっきりしてくる。体温が冷たさと同化しないうちに、むくりと私は起きた。
変わってないのは鈍い目つきと眠気だけ。欠伸混じりで寝ぼけ眼をこすりながら呟く。
軽く肩を掴まれ、左右に身体を揺さぶられる。突然のことでまだ意識が朦朧としている私は、そのままお気に入りのうさぎのクッションから冷たい床にぐでんと倒れた。
「ぐえ」
倒れた衝撃で変な声が出て、「まるでカエルみたいだな」とプロデューサーにカラカラ笑われる。乙女の失態を笑うとは失敬な。無礼千万だぞ。しかも揺らしたくせに何笑ってんだ。
ひんやりした床を肌で感じるにつれて、意識も次第にはっきりしてくる。体温が冷たさと同化しないうちに、むくりと私は起きた。
変わってないのは鈍い目つきと眠気だけ。欠伸混じりで寝ぼけ眼をこすりながら呟く。