【仮面ライダーゴースト】邂逅!メダルと目玉と二人の手【オーズ】

【仮面ライダーゴースト】邂逅!メダルと目玉と二人の手【オーズ】

【仮面ライダーゴースト】邂逅!メダルと目玉と二人の手【オーズ】

1: ◆7ALWpexvKs 2016/06/01(水) 20:55:19.94 ID:xNxtgqcO0
※注意
・仮面ライダーゴースト×仮面ライダーオーズのクロスオーバーSSです

・地の文多め

・最後まで書き溜めあり

2: 2016/06/01(水) 20:59:12.00 ID:xNxtgqcO0
 
プロローグ

東京都内某所にそびえ立つ一棟の巨大ビル。ある日の深夜、そこに“泥棒”が入った。

泥棒は堂々とビルの正面玄関から侵入し、けたたましく鳴り響くサイレンをものともせずに、ビルの中を物色する。

侵入からものの数分で、黒い戦闘服に身を包み自動小銃を構えた隊員たちがビルのいたるところに散らばる。
しかし、百人は優に超えるほどの人間がいても、誰一人として泥棒を捕らえることも、ましてや泥棒の姿を“見る”ことも出来なかった。

そして侵入から30分もかからずに、泥棒は目当てのものを発見した。そこは、ビルの最上階の部屋。
部屋の一番奥に置かれたデスクの上には、銀色の“メダル”が積み上げられている。
真後ろは一面ガラス張りになっており、そこから差し込む月光がメダルに反射して妖しく輝いた。

『ああ……!これだ、これこそが……!』

歓喜に声を震わせ、泥棒が声を挙げる。だというのに、“部屋の中にいる人間、十人全員が”、その声を聞くことは無かった。

「な、セルメダルが!」
「どこだ、どこにいる!?」

暗視ゴーグルを装着した隊員たちが辺りを見回すも、自分たち以外の反応はどこにも見当たらない。
小銃に取り付けたレーザーサイトの赤い光も、遮られることなく窓の後ろに伸びていく。
 
何者かがそこにいる。だと言うのに、その姿は見えもしない。
まさしく幽霊を相手にしているかのような感覚が、鍛え上げられた隊員たちの精神に波紋を呼ぶ。


続きを読む

続きを見る

SSカテゴリの最新記事