【モバマス】高垣楓「私は今、怒っている。」
闇落ちした楓さんがマスコミやらテレビやら、ありとあらゆる手段を使ってプロデューサーの外堀を埋め、自分と身を固めさせる話とか読んでみたいですね
「この度は誤解を招く行動をしてしまい、ファンの皆様や関係者の方達には、大変ご迷惑をおかけしました」
それは、パシャリパシャリと私と彼に降り注ぐシャッターの光と音にではない。
今日は休日の予定だったと言うのに、この様な記者会見の場に出なければならなくなったからでも、
ましてや、このような場でもいつもと変わらない無表情の彼にでもない。
「高垣さんとは、どういったご関係でしょうか!?」
「私は彼女が所属する事務所のプロデューサーというだけであり、特別な関係はありません」
勿論、今の彼の答えはわかっていたもので、それに関しての怒りもない。
と言うか、今の質問が私に飛んできたものだとしても、私は全く同じ答えを返すだろう。
「ですが、この写真を見る限りでは、とても親しそうに感じるのですが!?」
そう言った記者さんの手には、ここ数日世間を騒がせている週刊誌の、あるページが開かれている。
載せられている写真に写っているのは、彼の腕にしがみついている私。
ハッキリ言ってしまうと、酔っていて全然覚えてないのよね。