【モバマス】奇妙な列車での出来事
◆キャラが崩壊するかもしれません。
◆思い付きでやったので書き溜めがないです。遅筆になってしまいます。
◆コレジャナイ感が漂う可能性が有ります。生暖かい目で見守って下さい。
「君、なんでまたこんな列車へ?」
「実はまゆは、今から愛する人のもとへ向かうんですよ」
「青春してるねぇ。羨ましいよ。自分の頃は友達の家でファミコンすることばっか考えてたもんだ」
「それもそれでいいと思いますよ」
「ははは、ありがとう。こんなやつのよもやま話に付き合ってくれるなんて」
「いえいえ。まゆも一人では心細かったですから」
「それで、親御さんは?」
「許可を出してくれました。まゆは一人で暮らすことになりますけど、いつか二人で……」
「ま、苦労できるうちにした方がいい、とどこかのお偉方も言ってたしね」
「うふっ、障害ってあればあるほど燃えるものですよ」
「そうかい。ま、行き先が同じだったら私を頼りなさい。少しくらいの援助をしてあげよう」
「本当ですか?」
「茶菓子とちょっと渋めのお茶しかだせないがね」
「いえ、ありがとうございます」
「あ、そうだ。これを持っていくといい」
「これは……、リボン?」
「紅のリボンだ。彼としっかり結ばれるように願掛けでもしてみなさい」
「うふっ。大事に使わせてもらいますね」
そう言うと少女はどこか遠い車両に向かって歩いて行ってしまった。男性はあくびをすると、ひと寝入りするために椅子に深く座り直した。