【モバマス】ギャルゲーMasque:Rade 加蓮√

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1:◆TDuorh6/aM 2018/01/02(火) 22:23:20.36

2: 2018/01/02(火) 22:25:52.29

ピピピピッ、ピピピピッ

P「うぅーん……朝か……」

朝が来てしまった。

何故、朝はくるんだろう。

そもそも、朝が来たら起きなきゃいけないと誰が決めたんだろう。

そうだ、別に朝が来たからって起きなきゃいけないわけじゃない。

もう一眠りしよう。

「おはよー」

……もう一眠りしよう。

「P、寝てるの?」

聞こえない、何も聞こえない。

何か声がしたような気もするが、きっと本の妖精とかだ。

うちは古書店だし、居たっておかしくないだろう。

「……よーし、それじゃ今のうちに顔に落書きを……」

P「待て待て待て!起きてる、起きてるから!」

目を開ければ、目の前にはクレヨンが構えられていた。

俺を絵画にでもするつもりか。

あとなんでクレヨン持ってるんだ、画家志望か。

李衣菜「あ、やっぱり起きてるじゃん。おはよ、P」

ちょっと涙で滲む目を擦れば、制服姿の李衣菜が笑っている。

まったく、こいつはいつも勝手に俺の部屋に……

P「……待てよ?李衣菜が居るって事はもう時間が……」

李衣菜「あ、それなら大丈夫。私もPの朝ご飯に肖りに来ただけだから」

そうか、それなら良かった。

いや、良くない。

よくよく考えれば、なぜこいつはいつも当たり前のように朝食をたかりに来ているんだ。

李衣菜「あと美穂ちゃんも来てるよ。Pがちゃんと起きられるか心配だ、って」

そうか……美穂も起きるの苦手なのに……

李衣菜「あと朝ご飯食べに、だってさ。Pは料理上手いからね」

感動が少し薄れた。

いやまぁ、期待してくれてるのは嬉しいけど。


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