【モバマス】村上巴「うちがアイドル?」
うちは、ボソリと呟いた。別に不満を訴えるつもりじゃのうて、ただ思いを少し漏らしただけじゃった。
じゃけど親父にはそう聞こえんかった様で、申し訳なさそうな表情を作り。
「悪いのぉ、ゆうとろおが。とにかくお前はアイドルをするって昨日約束したろ」
確かに約束はしたけども、だけどもあの時うちに選択肢は無かった。だって親父が、あんなに必氏にお願いをしてくるんじゃもん。
断りようがなかろう。
うちは約束した、というよりも約束させられたという風に思っとった。