【ラブライブ】絵里「やっぱり、私って面倒な子ね」
私が希のことを少し話しただけで、真姫は自分の力で歩き出した。
生徒会室のドアを蹴破るような速度で走る彼女を、まだ授業があるなんて言って引き止めるのは野暮だ。
それに、もう私の手助けは必要ないだろうし―――――――いや、もともといらなかった。
恋に憧れているだけの私が、こんな風に恋愛を語るなんて馬鹿げている。
「そうよね……」
生徒会室の窓から見える景色はあまりにも綺麗で、今の私には目に余る。
なんて考えてしまったのは真姫の出ていくところを見たくなかっただけだろう。
本当に、私って面倒な性格してる。
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